高く高く伸びる大阪の街

furumachi2013-04-28

大阪がこんなにキレイな街だったとは。写真は中之島公園。歩く人がサラリーマンスーツじゃなければ、まるでヨーロッパかどこかの街並みみたいじゃない?

2泊3日の大阪滞在を終えて、きのう帰ってきた。約10年以上ぶりの大阪は、街がキレイになり、高いビルがさらに増えていた。

まず行ったのが、中之島フェスティバルタワー(写真2枚目)。朝日新聞が昨年末に建てたビルで、地上39階、高さ約200m、延べ面積約14万6,000平米。デカイなぁ、メディアシップより数倍デカイ。
http://www.festivaltower.jp/

下層にフェスティバルホールと商業テナント、中層に朝日新聞大阪本社、高層部にはオフィステナントが入居し、テナントは約9割が埋まっているという。四ツ橋筋を挟んだ隣にあった旧本社ビルは解体され、ここも朝日新聞が同規模の高層ビルを建設するのだとか。時代は不動産経営ですなぁ。

続いて向かったのが、大阪駅。2年前に駅ビルが丸ごとリニューアルオープンした。南北の駅ビルを結ぶ「時空の広場」(写真3枚目)がすごい。プラットホーム上空をまたいで、こんなに大きな広場があって、こんなに上から眺めることができる駅って、東京にもないんじゃないかな。

大阪駅から連絡通路でつながっているのが「グランフロント大阪」。梅田駅北側の貨物駅跡を再開発、4つの高層ビルからなる新しい街だ。でも26日に開業したばかりとあってものすごい混雑だし、新しいビルばかり見てもうおなかいっぱいな感じ…。むしろ眼下に臨む貨物駅跡(写真4枚目)に萌えてしまう僕だった。

しかしこれだけ新しいビルが増えてテナントの埋まり具合とか大丈夫なの?と思ってしまう。ニュースによると、グランフロント大阪のオフィスフロアは2割ほどしか埋まっていないのだとか。合計売り場面積27万平米にもなるという梅田駅周辺の4つの百貨店も、好不調がはっきり分かれているようだ。

それでも空へ向けて高く伸び続ける大阪の街。来春には阿倍野駅に日本一の高さとなる複合ビル「あべのハルカス」もオープンする。そこには日本最大規模の百貨店も開業する。「そんなに入る会社あるんか。買う人おるんか」という大阪の人の声も聞こえてくるけど、街自体に勢いがあるってことなんだろうなぁ。