新潟でダークツーリズム

furumachi2013-08-02

ようやく少し天気は安定してきたみたいだけど、万代島の船だまりはこの通り。信濃川上流の洪水の現場から流された草木のクズでいっぱいになっている。すぐ脇はピア万代や朱鷺メッセといった観光地。影響が心配される。

でも発想を変えよう。最近、災害や戦争などの舞台となった場所を訪れる「ダークツーリズム」が注目されている。福島第1原発を観光地化してしまおうというトンデモ計画を立案ぶちあげている人がいるし、新潟県でも中越地震の被害を受けた山古志の水没集落などはそれに当たるかもしれない。

・「ダークツーリズム」に注目集まる 福島第1原発で観光地化構想 : J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/s/2013/08/01180416.html

でもモロ被災地に行くのは、心情的にためらう気持ちがあるのも事実。それに今回の水害のように、被災した直後にどっと人が押し寄せては地元にとっては迷惑になるし、二次災害の危険だってある。ボランティアに行くのならまだいいのかもしれないけど…。そこで離れた新潟市で、プチ「ダークツーリズム」である。

どうやらここに集められた草木のクズは、朱鷺メッセ脇の旧水揚げ場にあげて、処分するらしい。この量を処分するのもかなり大変そうだけど、言い換えればこの眺めも期間限定というわけである。船だまりが草木でいっぱいになっているのを見ると、つい対岸まで渡って行けそうな気がしてくるのでそこだけは注意したい。

この週末は、長岡で花火はあるし、競馬場では新潟開催、ビッグスワンではアルビのホームゲームもある。街なかでは、本町5・6で千灯まつりも行われる。「ダーク」なだけでない観光も楽しんでほしい。現地に来ないで、風評だけ垂れ流されるのだけは勘弁してほしいと願っている。