長岡花火の夜は古町が静まる

furumachi2013-08-04

「人、少ねぇなぁ」と、客引きさんもつぶやく金曜の夜。土曜の夜、千灯まつりの帰りに寄った焼き鳥屋さんも「みんな、長岡に花火見に行ったんじゃないですぁ?」。千灯まつりの会場は賑わっていたんだけどねぇ。

今年の長岡まつりは週末に重なったこともあって、例年以上の人出で賑わったみたい。金曜日は主催者発表で47万人とか。長岡だけでなく、新潟県を代表する一大イベントになっているのは間違いない。
・大輪の「花」に47万人が歓声|新潟日報モア
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20130802058625.html

この週末は新潟市内でもホテルはほとんど満室だったと聞く。長岡で花火を見て新潟市に泊まった人もかなりいたようだ。そうなると新潟市にも少なからず経済効果がありそうなものだけど、古町の閑散ぶりを見るとむしろ逆効果なのかな…とさえ思ってしまう。

同じ土曜日、すぐ近くの本町通りで行われた千灯まつりは、今年も賑わっていた。参加する人も見に来る人も、みな笑顔。いい祭りだなぁと思う。子どもたちが灯籠作りに参加しているのと、スマホなどで撮りたくなるということ、そして街自体が主体的に作っているイベントということが、盛り上がりの理由かな、と思う。

それと比べると今度の週末に行われる新潟まつりはどうだろう。古町などを中心に行われるとはいえ街自体の参加意識は薄くて、結局飲み屋さんなどはかえって普段よりお客さんは少ない…なんてところが多いと聞く。こうなると祭りが悪いんじゃなくて、街自体の問題なのでは?とさえ思ってしまう。

来年の長岡花火はちょうど土日に行われるという。花火を見て新潟市に泊まった人を、そのまま帰さないための策が何か必要かもしれない。「花火はすごかったけど、新潟の街は…(以下略)」なんて言われないように。