大変だけどすごい今の小学校

furumachi2013-04-08

西大畑界隈は、ほんの一部だけど桜の花が咲き始めた。でも海から吹く風はまだ冷たい。この通学路の桜が満開になるのは、今週末ごろだろうか。

きょうはムスメの入学式。長男とは違う学校に行くことになり「(長男と)同じ学校に行くのぉー」と言っていたムスメだったけど、行ったら行ったで気に入ってくれたみたい。まずはひと安心。「もう隣の子とお友達になったよー」って。よかった。

近年、学力低下やいじめなど、学校を取り巻く状況はかなりシビアになってきている。内田樹さんの言うことは半分くらいしか理解できない僕でも、今の学校は機能不全に陥りつつあるんじゃないかと感じていた。
・学校教育の終わり (内田樹の研究室)
http://blog.tatsuru.com/2013/04/07_1045.php

それでも長男が通う学校は、地域という「小さな共同体」に軸足を置いて存在している分、まだ救いがある(少子化で、地域における学校の存在感が薄れているのは危惧するところだけど)。一方、ムスメの入る学校は学区がなく、様々な地域から子どもたちが通ってくる。地域という軸足がなくて、大丈夫なのだろうか…。

でも、そんな心配は入学式で一掃された。先生たちの一生懸命さと「最高の教育をします、任せてください!」という自信には、もう圧倒されるほど。締める部分はきちんと締めながら、先生と児童の距離を縮める部分では思い切り発散させる。締めたり緩めたりの手綱さばきが見事なのが、素人目にも分かる。

何しろ生身の人間を扱うのだから、正解はない。それでも最善を尽くす。そのために考え尽くし、研究を重ねている。この学校の先生方は相当ハードワークとも聞いている。そうでもしないと、三十数人の子どもたちをまとめることはできないということなのか。そうだよね、大人相手でも難しいのだから…(ボソッ)。

…というわけで、自分の子の入学式なのに、先生たちの動きばかり気になって見ていたのでした。iPadを授業に取り入れようと様々な活動をしている先生もいらっしゃるという。なんか僕らオトナにも勉強になるかも…。そんな予感がしたムスメの入学式なのであった。