358歳の誕生日を迎えた街

furumachi2013-04-01

1655円に、358円。この値段、1655年に古町界隈の街並みができて358年目を記念してのものなんだって。渋いなぁ。

昨日まで行われていた「古町誕生祭」。柾谷小路の新しいアーケードが完成したのをお祝いしての誕生祭と思っていたら、それだけではなかった。堀と小路と通りからなる新潟市古町地区の街並みが誕生したのが、明暦元年(1655年)。古町誕生から358年を記念したのがこの誕生祭というから、なんともスケールが大きい。

街並みが出来てから358年、街の骨格がほとんど変わっていないというのも、日本の街では珍しいのではないだろうか(分からないけど)。古町誕生祭では358年前に作られた当初の新潟町の様子がCGで再現された。すごいよー、この映像は。まるで「ブラタモリ」?
・明和(明暦の誤り?)元年 古町誕生 - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=lmiPsap7l-0&feature=youtube_gdata_player

今の街並みからは想像しづらいけど、実は古町界隈は長い歴史を重ねた街。ちょっと掘ると街全体が近世の遺跡と言ってもいいくらい。このことにスポットライトを当てて、街の盛り上げにつなげようとした誕生祭。「本当に3月のこの時期に街ができたの?」など細かいことは言わずに、楽しんでしまおうじゃないの。

というわけで初日の20日には、古町3の金巻屋や6番町の喫茶マキなど何店舗かハシゴして、期間限定358円の「古町スイーツ」を買ってきたのでした。

なかには、店員さんが期間限定商品の値段を知らなかったり(チラシに出てたのに…)、イベント初日で祝日なのに水曜定休でしっかり休んでいたり(チラシに…以下略)、いろいろ突っ込みどころもあったけど、まあこれらの突っ込みどころも個店の醍醐味というわけで。

今日から新年度。358年目を迎えた街がどのような表情を見せてくれるのか、これからもウォッチし続けたい。