街なか生活も地方の醍醐味?

『車を駆使しての利便性、「ドア・ツー・ドア ライフ」こそが地方都市生活の醍醐味』。たしかにそうかなとは思うけど、街なかに暮らせばクルマなしでも万代シテイりゅーとぴあ、映画館くらいは歩いて行ける。亀ジャスとビッグスワンは遠いけど…。

勤め先が先日移転して、長年クルマで通っていた郊外から、街なかオフィスへのバス通勤が始まった。これまでクルマで30分かかっていたのが、これからは徒歩とバスでドア・ツー・ドアで約20分。時間的にはそう変わらないけど、距離的にはずっと近くなったのと、クルマを運転しなくて済むので、安心感がある。

同僚に聞くと、街なかに公共交通で通うようになって通勤時間が増えた人の方が多いようだ。冒頭に引用したこちらのブログに書かれたように、新潟バイパスを駆使したドア・ツー・ドア生活の方が便利という人の方が圧倒的に多いということなのだろう。

・りゅーとライフ: 新潟コンパクトシティ考 車での移動こそ地方都市の醍醐味…を前提で進めて欲しい。
http://fignon.blog.ocn.ne.jp/ryuto/2013/02/post_50e3.html

でもあえて反論、というか、こういう暮らし方もあるんだよ、ということで。郊外の一戸建てもたしかに地方都市生活の醍醐味だけど、街なか徒歩圏内で比較的安く暮らせるのも地方都市ならでは、と思っている。中古を探せば一戸建てで1000万円台の物件も見つかるし、マンションならもっと安いところもある。

街なか生活ならクルマなしでも何とかなる。万代や古町、りゅーとぴあくらいなら歩いて行ける。ユナイテッドシネマに行けなくても、万代にはT-JOYがある。あとは亀ジャスとビッグスワンか…。ホームセンターやスポーツ用品店も街なかにはほとんどないので、これらはやはりクルマ頼みになってしまうのかな。

だから僕が新潟市のBRT構想に期待しているのは、むしろ新潟駅の南寄りのエリアだったりする。古町から新潟駅を突き抜けて、弁天橋通りを通り、ビッグスワン、亀ジャスへ。ホームセンターなどもあるこのエリアが一気につながれば、かなり便利になる。日常生活ではクルマがいらなくなるかもしれない。

あとはBRTが地下の専用道を走るといい。雪や渋滞も関係なく、傘なしで古町と亀ジャスを行き来できたら、新潟の街の印象が相当変わると思うけど…妄想はこれくらいにして明日のバス通勤に備えて寝ることにします。