ではここに行こう!がある街

furumachi2013-01-31

「会議までまだ1時間以上あるなぁ」「じゃあ善光寺に行きますか」。いいなぁ、長野は善光寺があって。新潟市はこういうちょっと時間をつぶせるスポットがない。

火曜・水曜と、出張で長野市に行ってきた。駅前で信州そばを食べながら、長野といえば善光寺だよねー、まだ会議開始まで時間があるよねーと話がまとまり、出張メンバーみんなでタクシーに分乗。仕事などで何度か周辺には行ったことがあるけど、こうしてちゃんと行くのは初めてかも。

大門前でタクシーを降り、お土産屋さんなどをひやかしながら趣ある建物が並ぶ参道を歩く。ゆっくり歩いて向かうのがいい。自然と気分が盛り上がる。ソフトクリームを食べたり、おみくじを引いたり、たどり着いた本堂では地下の真っ暗な回廊を巡ってみたり、なんだか修学旅行みたい? 思っていた以上に面白かった。

僕は新潟人なので本当は認めたくないんだけど、新潟市は見どころがないとよく言われる。新潟駅で「ちょっと時間があるので、どこか行くところはないか」などと言われると、頭を抱えてしまう。

古町花街に堀があって、水辺を歩きながらふらっと寄れるお店でもあれば。西大畑の坂を上った先に海を臨む公園とボードウォークが広がってて、夕日を眺めながら歩けたら。朱鷺メッセ脇の船だまりを囲む一帯が、門司港みたいなレトロなにぎわい空間だったら。みんな無い物ねだり。でもこれだけで街のイメージは変わる。

善光寺の門前には有名な唐がらし屋さんがある。缶やパッケージのグッドデザインっぷりといい、キットカットやストラップまで作ってしまうアレンジの柔軟さといい、いろいろ感心してしまう。伝統と革新。期待に応え、期待を越える。こういうものにも学ぶところがありそうだ。

これらの写真は自動車メーカーのMAZDAが作ったカメラアプリ「CARPTURE FOR DRIVERS」で加工して、色を抜き出してみた。ビールの写真を撮ると、まるで広告みたい? なぜ自動車メーカーがカメラアプリ?と思うけど、これも期待を越えるということなのかな。