東南アジアへ「節電の旅」?

今年も北国に節電の季節がやって来た。北海道だけではない。東北電力管内の新潟だって、一緒。何かしなければ。
・北電、対応強化 冬の節電 電話窓口時間拡大、ツイッター発信−北海道新聞[経済]
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/426008.html

というわけで、今年も南国へ「節電の旅」に行ってこようと思う。我が家一家が数日間、北国で電気を使わないことで、どれだけの節電効果があるか。そんなことは分からない。まあ、ただの旅行である。みんなくそ忙しい年末の真っ只中に行くとなると、それなりの大義名分(言い訳)が必要なわけで。すみません。

昨年末は、もともと原発がなく節電も関係がなかった沖縄へ行ってきた。今年は年末に東南アジアに行くことにしようと思う。3ヵ月前、9月に行った時とほぼ同じルート、マレーシアのクアラルンプールとシンガポールをメーンに巡る計画。そうです、1回行ってすっかりハマってしまいました。

ハマった理由は、暖かくて食べ物が美味しくて…あとは? 子どもたちも気に入ったようで、その理由は食べ物が美味しくて、プールがあって…そんな感じ? でも本当はきっとマレーシアもシンガポールも、いろんな民族の人が集まっている多様性が一番の魅力で、子どもたちもその魅力を感じ取っている、と思いたい。

中国系、イスラム系、インド人などいろんな人種の人たちが普通に一緒に暮らす街の様子は、普段ほとんど日本人だけで暮らす僕らには新鮮だ。世界は広い。でも人類みな兄弟。日本人しかいない環境にいるから、小さな違いを見つけてつまらないイジメが起こったりする。そんなの超越して、自分のままでいられたらいい。

子どもたちにはそんなことを感じてくれるのをひそかに期待しつつ、今回も前回同様子どもたちには旅に出ることすら告げずに、当日は電波少年のロケバス状態で突然タクシーに乗せて連れていくことにしている。前回より長い旅になる。子どもたちが何を体験しどんなことを思うのか、楽しみにしている。

現地は常夏で暑いけど、室内に入ると寒いくらいに冷房が効いているところが多い。本当の意味で節電の旅になるのかどうかは、実際のところは謎である。