自転車は車道の方が安全

furumachi2012-11-12

「そんなこと、ルールにゆるい新潟で守られるわけない」と、妻は言う。そんなことない!と反論したくなるけど、古町の現状を考えると、うーん…やはりゆるいのかな。

先週、自転車をよけようとして路面に顔面ダイブした小4の長男。幸い元気に過ごしているけど、僕はそれ以来、どうすれば古町で自転車の事故がなくなるのだろう?と考え続けている。古町モールと柾谷小路では自転車は押し歩きしてほしいし、西堀・東堀通りでは自転車は車道を走ってほしい、と思っているんだけど。

そもそも古町モールの7番町は、自転車に乗ってはいけないことになっている。看板にも「自転車は降りて、引いて通行してください」と書いてある。でも守っている人はほとんどいない。たまたま写真に写ってしまったおじさん(かわいそうなので一応モザイク入れました)だけではない。みんな乗って通りすぎていく。

さらにモール内は駐輪禁止にもなっている。でも「自転車・バイクは置かないで」と書かれた看板のまわりに、自転車がずらり。もう笑うしかない。やはりゆるいのか。でもこれで事故が起こるとしたら笑えない。ゆるい新潟(もう認めてる)だからこそ、罰金とかで押し付けるのでなく、心に訴えかける何かが必要だと思う。

そんな中、11日にクロスパルで、新潟市自転車を 活用したまちづくり推進協議会主催の自転車交通シンポジウム「おめさん、どこ走ってるん? 『自転車はここを走る!』」が行われた。残念ながら参加できなかったんだけど、新潟市都市政策研究所のブログに当日の様子が載っている。

・シンポジウム「自転車はここを走る!」に出席してきました。 - 虫の目・鳥の目・Nicriの目
http://blog.niigata-city-rippm.jp/?eid=194473

興味深かったのは、ブログに載っているこの図。自転車は本当は車道を走らなければならないんだけど、クルマが危ないから歩道を走ってしまっている、とはよく聞く話。でも実は自転車とクルマの事故は7〜8割が交差点内で起きていて、その原因はクルマからは見えにくい歩道から急に自転車が出てくるからなのだとか。

だから最初から車道にいれば、クルマから見えているから事故になりにくい。自転車が車道を走るのは、歩行者の安全のためだけではなく、自転車の安全のためにもなるのだとか。ほぅ。これは目からウロコ。柾谷小路のようなバス通りでは難しいかもしれないけど、西堀や東堀通りなら車道を走るのもそう問題ないはず。

この事実をもっと広げていければ、歩道をかっ飛ばす自転車は減るんじゃない? このことをどう広めていくか、そして古町モールや柾谷小路では押し歩きする方が楽しい!と思えてもらえるようなアイデアは? 引き続きいろいろ考えてみたいと思っている。