古町スイーツと小商いの時代

furumachi2012-10-14

子どもたちのアピールの甲斐もあり、予定より早く3時には「古町スイーツ」完売。自分たちのアイデアで作られたスイーツが、ちゃんと売れて、街の賑わいにもなって、買った人が喜んでくれるのを目の当たりにする。いい取り組みだと思うなぁ。

先週の三越に続いて古町どんどん会場でも、新潟小学校4年生の考えた「古町スイーツ」が限定販売された。子どもたちも看板抱えてアピールして、販売ブースは行列ができるほどの盛況ぶり。買った人も喜んでくれて、子どもたちも地元のためにできることがあるという手応えを感じたんじゃないかな。

どうせなら、売り上げの一部が子どもたちにも入ればいいのに、と思う。おいおい、子どもなんだからそれはないだろう、と言われそうだけど。実際、今回参加した4年生は、昨年は古町界隈のお店で店員体験をしているんだけど、その時も「子どもにおカネを稼ぐところを見せるなんて」と言うお客さんもいたという。

でもおカネを稼ぐところを子どもたちに見せるのは、そんなに悪いことだろうか。今の子どもたちは、おカネはどこかから降ってくるとさえ思っている。いい仕事をして、相手が喜んで、対価としておカネをもらう。この当然のことを知ることは、子どもたちにとってプラスになるのではないだろうか。

食品衛生上問題があるから難しいのは百も承知だけど、実際にスイーツを作ったり売ったりも、本当は子どもたちができるといい。こうして自分たちが一生懸命作って売ったものが、これだけの売り上げになった(これだけの売り上げにしかならなかった)。このことを知るのは大きな意義があるはず。

異論はあるだろう。でもこれからの時代、自分のチカラで何かをして稼ぐというのが重要になってくる気がしている。「ほしいものがあるなら、古町で大道芸でもやって稼ごう」、それくらいの考えを持ってもいい。古町でやらずにYouTubeで公開して稼ぐという手もある。これを小商いの時代というのかな。

…なんてことを書いていると、飲み代くらい自分でなんとかして、と妻に言われそうだけど。