港の見える空間でカフェ飯

furumachi2012-07-29

イカの味たっぷりのパエリアに、東南アジア風?スパイシーカレー、トマト味噌風味の米粉ラーメンなど、どれも美味しくて、しかも500円ワンコイン。こんなおしゃれカフェめしとビールが、港を眺めながら楽しめるなんて。これだけでも芸術祭があってよかったなぁ…なんて。

夕方、突然思い立って家族でチャリをこいで向かったのは、万代島の「水と土の芸術祭」メーン会場。でもアート作品を見るのはまた今度、もっと時間がある時に。きょうの狙いはメーン会場の「みずつちカフェapop」。東中通のティオペぺさんがやっている特設のカフェで夕食にしようとやって来たのだ。

かつてスルメイカの加工などをしていたという場所を改装したこぎれいな厨房には、トマトや玉ねぎなどの野菜がずらり。地元で採れた新鮮野菜をふんだんに使ったメニューを、水産物の水揚げなどをしていた半屋外の大空間で、通り抜ける風を感じながら夕暮れの港を眺めていただく。最高。ビールも美味い。

半年前、このメーン会場は水揚げなどに使う機械や道具が散乱し、廃墟同然だった。そんなベルトコンベヤーや魚を入れる木箱、水槽などを生かしながら、無機質で居心地のいい空間に仕立てあげた。横浜の古い倉庫を利用したBankARTスタジオにも負けない、すばらしい空間になっていると思う。これは自慢してもいい。

日曜の夜ということもあってか人も少なくガランとしていたけど、メーン会場の無料スペースにあるこのカフェ。夜7時半がラストオーダーだけど、ちょっとしたおつまみなどもあってビアガーデン的に使えると思う。もっと多くの人がぶらりと立ち寄るようになるといいなぁ。せっかくこんなにいい空間なのだから。

ちなみに「apop」というのは、古町に昔あった伝説のカフェなのだとか。知ってる人、いますか?

みずつちカフェapop
新潟市中央区万代島4-1
11:00-20:00(LO19:30)※メーン会場の営業時間に準ずる
水曜定休