地元に神社があるということ

furumachi2012-07-25

最後のもちまきでもらえるお菓子が目的なんだけど、大黒さまの舞いを最前列でおとなしく眺めていたウチの子どもたち。意味は分からなくとも、自分の育った地元の文化がなんとなく脳みその隅っこにでも残っていてくれるといいなぁ。

きょうは地元の町内の神社で、毎年恒例の夏祭りが行われた。祭りといっても出店やお神輿があるわけではなく、神楽や大黒さまの舞い、もちまきが行われるだけの地味なお祭り。でもきっともともと神社のお祭りって、こういうものだったんじゃないかと思う。小さな神社の小さなお祭りは、お祭りの原型を思わせる。

ここは「秋葉神社」と言って、うちの町内を火から守ってくれる大事な神様。地元を守ってくれる神様に感謝の舞いで祈りをささげ、最後に神様からのおすそ分けとしてお餅やお菓子がまかれる。このお祭りはきっとそういう意味を持っているのでは、と素人なりに思っている。

「お菓子がもらえる、だからここは大事な神社」、子どもとしてはそう思ってもらえれば十分かな。町内に神社がないベッドタウンで育った僕にとっては、子どもたちがちょっとうらやましい。こういう街にもう少し子どもが増えてもいいのにな、とも思う。