夏は柳都大橋周辺が面白い

furumachi2012-06-04

タイトルは柳都大橋沿線住民からの期待を込めて。旧礎保育園や柳都大橋西詰の空き地、万代島水産物水揚げ場跡と、今回の「水と土の芸術祭」会場は柳都大橋周辺に集中しているみたい。

日曜日は芸術祭のメーン会場となる万代島の旧水揚げ場に行ってみた。前回行ったのは2月で、まだ雪があったんだっけ。
http://yaplog.jp/furumachi/archive/1436

今回は初めて水産会館の2階に入ってみた。広い水揚げ場の上に、まるで学校のような雰囲気のコンクリート造の建物が乗っかっている。ここはもともと漁業組合の事務所だったそうで、その名残の船の名前がずらり書かれた伝言箱や魚の名前が書かれた黒板が当時のまま掲げられていた。

この一室では現在「KiKiKo」さんというアートユニットが芸術祭に向けて作品を作っている。「西区deアート」でもインスタレーションを披露した彼ら。今回はイカ釣り用の釣り糸を使った作品を作っているという。この味わいのある2階空間がどのように変貌を遂げるのか。楽しみだ。

柳都大橋を渡って新潟島側に戻ると、上りと下りの車線にはさまれた空き地に何やら土のうが積み上げられているのが見える。これは「産泥神社」といって、渡辺菊眞さんが手がける都市のすき間に現れる風景異化装置なのだとか。土のうと芝生で、エコ+アートを楽しむ作品になるみたい。
http://d-ken.info/projects/ubudorojinja/ubudorojinja.html

このすぐ近く、この春閉園した旧礎保育園でも何か始まるみたい。「ナデガタインスタントパーティー」というアートユニットが陶芸や窯をテーマに、映像や音をとおして架空の物語を追体験するストーリーハウスを制作するのだとか。これも何だか面白そう。

会場は今はどれも入口に「立入禁止」と書いてあるんだけど、作品制作中だったらそこは華麗にスルーして「こんにちは!」「見に来ました」でOKなはず。今回の芸術祭は参加できるのが特徴らしく、いろんな作品づくりでお手伝いを募集している。参加してみると芸術祭の見方も変わると思う。
http://www.mizu-tsuchi.jp/join

最初はしぶしぶついてきたウチの子も「今度は何か手伝ってみたい」だって。この夏は柳都大橋周辺に通いつめることになりそうな予感がしている。