上古町の「元気」を貼り出す

furumachi2012-05-26

「風呂がないときはつまんないんだよな」。お風呂屋さんの番台に座るおやじさんのこの一言がきいている。

きょう上古町を歩いていたら、アーケードの柱ごとに小さなポスターが貼り出されていた。ポスターには上古町のお店で働く人の写真と、その人が話したらしい一言コピーが載っている。

これは先日、慶應義塾大学環境情報学部の加藤文俊研究室「場のチカラプロジェクト」が、上古町で行った「上古町キャンプ」というフィールドワークで制作したもの。学生さんらが数名ずつグループに分かれて、まちの人々にインタビュー取材して、わずか2日間で作り上げたのだとか。
・上古町キャンプ
http://vanotica.net/kfurup1/index.html

この時の様子は上古町の各お店のブログに書かれている。それにしても上古町はブログやTwitterなどで発信しているお店が多い。こういう発信力も街の元気につながっていると思う。
・hickory03travelers-blog : 上古町×慶應義塾大学 環境情報学部加藤文俊研究室
http://h03tr.exblog.jp/17995470/
・ワズスタイル[wa'sstyle]:ブログ
http://www.wasstyle.com/blog/2012/05/post_1052.html
・大学生の取り組み - 糀屋のひとびと
http://furumachikouji.blog.fc2.com/?no=162

この街を知らなかった学生さんが短期間で作り上げたポスターには、この街の第一印象がシンプルに表現されているみたい。長い間滞在して地域に入り込むのとは違うこの感覚。今回作られたポスターは「上古町キャンプ」のサイトに載ってるけど、実際に上古町に来て見てもらう方がいいかな。

きょう上古町を歩いてても、フィールドワーク風の学生さん風の人が多く見られた。活性化の取り組みがうまくいっている、全国でも数少ない商店街ということなのかな。「お店がないときはつまんない」、そんな思いでやっているお店がきっと多いからなんだろうなぁ。