ブログで「目の玉日記」

furumachi2012-05-13

さすが漫画家。転んでもただでは起きないこの姿勢は見習いたいけど、僕ができるのはブログに書くくらいだなぁ。

漫画家小林よしのりさんが自らの白内障体験を漫画に描いた「目の玉日記」。本人は、これは病気の入門書ではなく「面白おかしく楽しんでいただくもの」と書いているが、これだけ詳細でわかりやすい入門書はないと思う。何より作者の不安や焦燥や迷いといった感情が凝縮されてて共感する。

作者は目に異常を感じてからわずか1年半で「世界は白く霞んでいてギラギラと乱反射している」状態になってしまった。普通なら早い人で40歳前後から長年かけて少しずつ濁っていくのが、どういうわけか異常に早く濁ってしまうことがあるらしい。

僕の右目で見る世界もすでにギラギラ乱反射。僕も小林よしのりさんと同じで、早く濁ってしまうタイプのようだ。白内障と診断されたのが1年くらい前。最初は春霞くらいだったのが、1年でギラギラになってしまった。
・厄年イブイブで白内障 :: 新潟シモフルのおんぼろビルに暮らす
http://yaplog.jp/furumachi/archive/1253

というわけで意を決して、土曜日に眼科医院で相談して手術をすることにしてきた。「目の玉日記」を読んで予習していたのだけど、出版から6年で技術が進歩したのか、入院は必要なくて日帰り手術なのだとか。麻酔も多くの人は点眼だけで済むらしい。思ったより楽なのは助かるなぁ。

ただ、期待していた「多焦点タイプ」の人工レンズは使えないらしい。多焦点レンズなら、遠くも近くもメガネなしで見えるようになるということだったんだけど…。まあ、リコーの単焦点デジカメは評価が高いみたいだし、単焦点レンズでもいいか(そういう問題?)。

目の玉に人工物を入れるということで不安もないわけではないけど、年間800件もこの手術をこなすこの眼科医院にすべておまかせして、ちょっとバージョンアップするくらいな気持ちで臨みたい。バージョンアップは来月下旬の予定。