「異文化」に触れる野球観戦

furumachi2012-05-08

向こう側のスタンドからは大音響の「六甲おろし」とともに、一斉に飛び交う黄色いジェット風船。負けじとこちら側のスタンドからは赤いジェット風船がヒューっ。こういうのを見ると、地元にプロ野球の球団があるのがうらやましくなるなぁ。

8・9日とハードオフ・エコスタジアム新潟で行われる広島阪神戦の1日目を観てきた。3塁側で観るはずが、いろいろあって1塁広島側で観ることになったけど、たまたま長男は真っ赤なジャージを着てきたことだし、まあいいか。

向こう側スタンドに見える阪神の大応援団のパフォーマンスは、さすが「日本一の野球ファン」と言われるだけのことはある。新潟ではなかなか見ることのない異文化に触れる感覚。

一方広島は阪神に比べると地味な印象だけど、地元開催では大盛り上がりなのだろう。街なかに寄り添うように建つ広島市民球場を外から見たことがあるけど、市民にとって身近な球団なのだろうなぁと想像した。でも最近、球場は少し郊外に移転したんだっけ。

それに比べるとエコスタは街から遠い…。もしここに地元球団ができたとしても、新潟市民にとって身近な球団になるだろうか。地元文化といえるくらいの盛り上がりになるだろうか。ちょっと考えてしまう。アルビレックス新潟の観客動員も徐々に落ちているし。うーん。

試合は打撃戦のシーソーゲームを経て、阪神がエコスタ初勝利。長男がおねむの時間になったので途中でクルマで帰ったけど、3塁側は相当盛り上がっていたみたい。いいなぁ。やっぱり3塁側の外野席辺りで、ビールを飲みながら観るのが「異文化」の正しい楽しみ方なんだろうなぁ。