やすらぎ堤とつながる街

furumachi2012-05-06

いかにもゴールデンウィークらしい光景だけど、結局ちゃんと晴れたのってこの日だけだったような。

信濃川やすらぎ堤のNST前で行われた「やすらぎ堤 川まつり」。前日まで悪天候だったこともあってか、5日はこの通り、やすらぎ堤を埋め尽くすほどの大にぎわい。会場内にある水と土の芸術祭の作品、「バンブーハウス」も、中に入るのに長蛇の列ができるほど。

万代シテイとやすらぎ堤が歩道橋で直結して、やすらぎ堤が街に近くなり、このことが万代シテイにも新たな動線と集客効果を生み始めていると思う。それに比べると古町側は、やすらぎ堤までの動線が今ひとつちゃんとできていない。

新潟市の中心街は万代も古町も、やすらぎ堤を軸に動線を考えて回遊できるようにしていくのがいいと思っている。やすらぎ堤は新潟市の顔と言ってもいい風景になった。街のど真ん中にこれだけの大河が流れる街はそうはない。街のにぎわいや観光にもっと活用していけばいい。

かつて萬代橋上流に新たに歩行者専用橋をかけて、万代と古町を結ぼうという構想があった。この構想がどうなったのかは分からない。でも川を渡る橋を新たにかけるのは無理でも、古町・本町からやすらぎ堤を結ぶ動線を作るということなら実現できそうな気がする。

人情横丁から他門川公園、やすらぎ堤左岸までを結ぶ動線に歩道橋をかければ、古町・本町からやすらぎ堤までが一直線につながる。それもただの歩道橋ではなく2階レベルに空中広場を作るくらいの感覚で、やすらぎ堤と街を違和感なくつなぐものができたら、街は変わると思う。

いっそ他門川公園は2階レベルを空中広場にして、1階は大型バスが停められる駐車場にしてはどうだろう。新潟市の台所、本町市場をもっと活気ある場所にするためには、大型バスを停めて観光客を呼び込んでいけばいい。ふるさと村やピア万代に負けないくらいに。

古町・本町とやすらぎ堤がつながったら、古町側でも「川まつり」ができるといいかもね。