「サークル型消費」で売る

furumachi2012-04-18

4月から使い始めた「トラベラーズノート」。正直まだ使い慣れないけど、Twitterのフォロワーさんにも愛用されてる方がいることがわかった。この仲間意識というか、同じサークルに参加する感覚がいいなぁ。

数年前から文庫本サイズのノートを使い続けてきた。新潮文庫の「マイノート」に始まり、コクヨの文庫本ノート、通販で買ったショウエイドーのA6ノート、Thinking Power Notebookの「フューチャー」など、いろんな文庫本サイズを使ってこのサイズの使いやすさは実感している。

特に「フューチャー」の5ミリ方眼+横長で使えるA6判は、最強と言ってもいい使いやすさだった。横長のメモノートがこんなに使いやすいとは。どうして横長サイズのノートが世の中に少ないのか、不思議なくらい。ツバメノートならではの頑丈さと、各ページに入ったミシン目もよかった。

それでもなぜトラベラーズノートに替えたか。このウェブサイトに出会ったのがきっかけと言っていい。
http://notebookers.jp/
同じノートを使う人がサークルに集まるように参加し、いろいろヒントをもらいながら自分なりに使いこなすという感覚。この場に参加したい!と思ってしまった。

最近の売れるモノって、この「サークル感覚」「参加意識」がカギになっていると思う。Facebookinstagramはまさにそうだし、手帳で言えばほぼ日手帳モレスキンは先輩格だ。この感覚には、自分なりにアレンジできるというのも大事な要素。スマホがヒットしているのはこの理由だろう。

ラフな革製カバーが特徴的なトラベラーズノートだけど、僕はなるべく薄く使いたいのでこのカバーはあえて使わず、ジッパーリフィルに、たくさん書き込める軽量紙と自作のスケジュールリフィルをはさんで使っている。ほとんど原型をとどめていないくらいだけど、この自由な感覚がいい。

ただ「人生を旅する」というコンセプトに反して仕事のことばかり書いているものだから、貸倒処理がどうのとか、中止になったイベントがどうのとか、不景気じみたメモばかりになってしまっているのが現状。これではいかんなぁ。もっとトラベラーズらしくバランスよくいきたいところ。

会社を眺めるとほぼ日手帳派やモレスキン派など、すでにいくつかのサークル?があるようだ。ここは僕自身いろいろ使いこなして、旅するノート派も少し増やしていけたら楽しいかも、と思っている。まずは今度の日曜日の高田行きの地図でも貼ってみようかな。