駅南 - 失敗からの大復活

furumachi2012-04-05

最近、新潟駅南の自転車置き場が「健康的でカッコイイ」と海外サイトで話題になったらしい。フツーの駐輪場だけど、たしかにこの台数はすごいかも。
・日本の自転車置き場を見て、外国人たちが一言 - らばQ
http://labaq.com/lite/archives/51081453.html

真っ平らな駅南エリアは自転車向きの街なのだろう。新潟バイパスの弁天インターからも、渋滞しなければ駅南口までクルマでまっすぐ10分足らず。新幹線駅とも直結し、駅南口周辺の交通アクセスのよさは新潟市内でも一番だ。今年初めて公示地価が古町を超えたというのも分かる気がする。

駅ビルCoCoLoや複合ビルLEXNなど整備が進む駅南だけど、最初にできたプラーカ新潟は順風満帆とはいかなかった。今でこそジュンク堂書店など賑わっているけど、店内に残る枯れた噴水跡を見るとバブリーなファッションビル時代を思い出す。駅と直結していたからよく行ったんだよなぁ。

サッカーW杯や国体で南口広場の整備が進み、雰囲気が変わってきたと思う。弁天インターでクルマのアクセスが向上したのも大きい。駅ビルCoCoLoは1円でも買い物をすると駐車場が無料になる。JRのビルでもここまでクルマを重要視しているのは、プラーカの反省を生かしているのかな。

今後、駅が高架化して万代エリアと街が一体化すれば、駅南はさらに変貌を遂げるはず。ただ弁天橋通りと東大通はクルマで直行できないそうで、どこまで一体化できるのかは未知数。バスは行き来できるみたいなんだけど。駅で行き止まりの状況が変わらないのはもったいない気もする。

いかにも地方都市の新幹線駅という雰囲気は、洗練されているけど無味乾燥で「大宮駅化」された感じ。でもそんな駅南の何の変哲もない自転車置き場も、見る人が見れば独特の街並みなんだなぁ。でも自転車も直接南北を行き来できるようになると、自転車置き場も縮小されてしまうのかも。