古町モールはイベント広場?

furumachi2012-03-25

きょう古町モールを歩いていたら「ドリフ大爆笑」のテーマ曲が聞こえてきた。何だろう?と思ったら、新潟市消防音楽隊による演奏会だった。なぜ消防音楽隊がドリフ?と思ったけど、原曲は「とんとんとんからりんと隣組」。お隣同士、声掛け合って火事に気をつけようってことか。納得。

古町モールには最新鋭の消防車がずらり。古町モールは時々こういうイベントが行われる。少しいじわるな言い方をすると、イベント広場として使えるくらい普段は人通りが少ないとも言える。仙台のアーケード街くらい人通りが多かったら、食の陣のようなイベントはとてもじゃないが無理だ。

でもそれは仕方ないのかも、と思う。もともと古町や本町は、隣に伸びる西堀、東堀で水揚げされた物資を売る商店街として栄えた。人の動きも通りに沿った南北方向がメーンだったはず。それが、物流が道路に変わるとともに、人もクルマも古町を横切る東西メーンの流れに変わってしまった。

このことはシモ古町の我が家からカミの方へ向かう時に実感する。古町通りに沿って歩こうにも、広小路に新堀通り、柾谷小路、新津屋小路と、信号待ちがとにかく長い。古町を東西に横切る小路の交通量が多くなったものだから、古町通りは小路で分断されてしまっているのだ。

この分断、どうにかならないかなぁ。柾谷小路は仕方ないにしても、新堀通りや新津屋小路はむしろ歩行者優先にしてもいいんじゃない? 以前は新堀通りも新津屋小路も一方通行だったよね。西堀、東堀通りの両方通行化に伴って、小路も両方通行になったんだっけ。なんだかなぁ。

新堀通りと新津屋小路が歩行者優先になると、古町5・6と7から9番町がそれぞれ一体になる。柾谷小路だって今後BRTが走って公共交通メーンの道になれば、古町5から9番町までが面的につながる可能性だって出てくる。そうなると古町全体の雰囲気だって、がらりと変わるかもしれない。

きっと今後は柳都大橋から広小路がクルマのメーン動線になってくる。そうなると、西堀、東堀通りに沿ってクルマが流れるというかつての南北方向メーンの流れが復活することになるのかも。人とクルマの流れをどこまで意識して街の計画が進められているのかは今ひとつ分からないんだけど。

ところで「ドリフ大爆笑」のテーマ曲が聞こえてきて、脇を通り過ぎた若者が「これ、ハイボールのコマーシャルだよね」。え?今どきの若者にとってはドリフよりハイボールなの? 世代の違いを感じる。さらに戦中派はきっとドリフより「隣組」なんだよね。世代を超えた名曲?なんだなぁ。