空を見上げる新旧万代

furumachi2012-03-12

ゴチャゴチャとビルや店が密集する古町から万代まで歩いてくると、空が広くなったように感じる。そんな空に向けて、ニョキニョキと立ち上がる新旧2つの建物。

東港線十字路の角に、鉄骨が組み上がってきた。ここが新旧の「新」の方、新潟日報社が入る「メディアシップ」。20階建てで高さ104メートルというから、どーんとレインボータワーくらいの高さのビルになるらしい。商業施設なども入るというから、この交差点の風景もかなり変わりそうだ。

昔、僕が小学生の頃、父がこのビルの近くで働いてて(キャバレー香港ではない)、職場にクルマを停めてよくダイエーに買い物に行った。当時ここにあったミナミプラザには紳士服店があったような(うろ覚え)。今ではミナミプラザもダイエーもなくなり、街が変化し続けているのを感じる。

そして新旧の「旧」はレインボータワー。昨年の東日本大震災で営業休止して、そのまま廃業となってしまった。震災から1年が過ぎたけど、遠く新潟の街にも小さな影響を残した格好だ。展望台としては廃止になっても解体はしないそうで、万代シテイのシンボルとしては残ることになりそう。

でも何にも使われずにただ残すというのも、なんだか寂しい。先日の堀割再生シンポで新潟のお笑い集団NAMARAの江口歩さんは、レインボータワーを「ビルより高いこいのぼり」にすればいいと言っていた。面白いなぁ。でも僕だったら、新潟一高い時計台がいいかな。

電飾を付けて1秒ごとに下から順に電気が点いていくの。ポッポッポッと電気が点いて、全部の電気が点いたら○分ちょうど。横浜みなとみらいの観覧車と仮装大賞の審査員のランプを足したようなイメージ。一番上にデジタル時計をつけたら、メディアシップの最上階からもよく見えるかも。

江口さんはレインボータワーをお線香みたいとも言っていたっけ。県庁が墓石で、朱鷺メッセが位牌、NEXT21がロウソク。メディアシップは…何になるんだろう?