街から「昭和」が消えていく

furumachi2012-02-18

新潟市は3年連続の大雪。西堀ローサ入口の屋根についた飾り照明も、雪の帽子をかぶってるみたい。

このレトロな雰囲気の西堀ローサ入口建屋は順次建て替えが進んでいて、近々消えゆく運命にある。たしかに老朽化が進んではいたけれど、バラをイメージした飾りや照明は雰囲気があってよかったんだけどなぁ。新しい建屋はガラス張りの明るいもので、たしかに今風なんだけど無機質な感じ。

最近街から昭和レトロなものが次々消えていくのを感じる。レインボータワーは営業終了してしまったし、「青ジャス」ことイオン新潟店(というか昭和世代には「ジャスコL」と言った方がピンと来る)も20日で閉店する。ジャスコLは、郊外ショッピングモールの先駆者だったんだけどねぇ。

西堀ローサのレトロな入口もレインボータワーも青ジャスも、何となく当時の勢いや熱気みたいなのを感じる。ローサなんて真ん中の広場に噴水まであったんだから。閉店した大和新潟店もかつては大きな噴水が店内にあったし。合理性とかだけでない、魂を込めるという感覚があったのかも。

街が今風に変わっていくのは、本当はいいこと。西堀ローサも、入口の建て替えで明るく便利なバリアフリーの地下街へと変身を遂げる。でもせめて一番シモ寄りのひとつくらいは、レトロな入口建屋を残してくれないかな。この街にはこういう雰囲気の方が似合っていると思うんだよね。