税金は正しく使ってほしい

税金取りすぎだろう!などと言うつもりは毛頭ない。でも数十億かけて建てた豪雪地の小学校が雪下ろしできない構造だったり、数百億かけて駅周辺を高架化するのに大通りが直接つながらなかったり、そういうのは勘弁してほしいなぁ。

16日から確定申告が始まった。サラリーマンなので確定申告にあまり縁はないのだけれど、この機会に自分がどれだけ税金を払っているか確認しておくのは悪くない、というわけで源泉徴収票を眺めてみたら、あれ?昨年より税金の額がかなり増えている?

実はこれ、昨年から16歳未満の子どもの扶養控除がゼロになったのが影響している。子ども手当をもらっているから、行って来いの関係ということらしい。でもこの年少扶養控除廃止は今年の6月からは住民税にもかかってくる。そうなると実質増税になるような気もしてくる。

控除から手当支給へシフトさせていくのが、現政権の方針らしい。でも手当の支給で公務員の事務作業は増大し、結果的に人件費が増えることになるんじゃない? 控除の仕組みが増築を重ねた旅館のように複雑すぎるのも事実だけど。この複雑な仕組みを理解するには、このサイトが詳しい。
http://otokomaeno.com/gensen.htm

でも自分が支払った税金の額が分かると、この金額以上の公共サービスを享受しているとさえ思えてくる。そうか、それが税収より多い額の借金を毎年重ねているということか。消費税を増税する前に、この支出をどうにかして半分くらいにする必要があるような気がするんだけど…。