連結バスより、使えるバス

新潟市がBRTを2014年度内に導入」という昨日の新聞記事を見て、早速Googleで「BRT 新潟」と検索してみてびっくり。なんと僕のこのブログがトップに出ていた。しかも思いっきりBRT導入に懐疑的な内容だし。
・本当にいいの?BRT :: 新潟シモフルのおんぼろビルに暮らす
http://yaplog.jp/furumachi/archive/1248

基本的に考えていることは、この時と変わらない。柾谷小路が実質片側1車線になること、車線中央部分に島状の停留所ができること、郊外からのバスはおそらく乗り換えをしなければならないこと…などなど。危惧する部分があまりに多すぎる。

ただ、このように導入時期まで明言されたのだから状況は進んでいくのだろう。LRTのように全く新しい仕組みを導入するには相当の時間を要するし、既存のバスを改善しようにもなかなか進まないのが実態だと思う。最短で今の状況を変えられる手段としては、BRTに期待するところもある。

でもやっぱり、車線中央部分を専用レーンにするのはどうかと思うなぁ。柾谷小路ならアーケードのついた歩道から直接乗れるというのは大きなメリット。だから専用レーンは歩道寄り車線がいい。それに歩道に停留所を設ければ、柾谷小路だって片側1車線ではなく2車線が確保できるはず。

既存のバスもこの専用レーンを走らせればいい。郊外から来たバスもそのまま新潟駅〜万代〜古町〜市役所のBRT路線へ。ちょうど都営浅草線京急と京成が乗り入れる感覚。郊外線から乗り換える必要はなくなるし、ダイヤによっては西区から市内中心部を通って東区へ直行することもできる。

BRT路線では、新潟駅や市役所はターミナルがほしいし、万代や古町もすぐ下の地下街を待合場所として有効活用して、寒さ暑さや雨雪でも快適に目的のバスが待てるようにしてほしい。料金面でもICカードの機能を活用して、乗り換え料金やゾーン制料金など使いやすい料金設定になるといい。

BRT化成功のカギは、郊外との連携だと思う。古町にカッコイイ(?)連結バスが走りますよ、というだけではダメ。もっと使う人の身になって、どんなバスなら使ってもらえるか、というところから再構築していく必要があると思う。

僕はどうなれば普段の通勤でバスを使うだろう。古町から黒埼までは乗り換えなし、朝夕は20分位ごとにバスが出ているから使えないわけではない。往復で毎日1時間近くの読書時間ができるというのも悪くない。でも寒いなかでバスを待つのはつらいから、もう少し温かくなってからかなぁ…。