2日連続せきとりで鳥カラ

furumachi2011-12-18

住宅街のちょっと暗い道を歩いていると、突如ただよってくるカレーのにおい。においを頼りに進んで行くと「せきとり」の看板が見えてきた。安心感と高揚感に思わず足早になってしまう。

土曜日は、月に一回シモ古町の名店・喜ぐちを愛するメンバーが集まる「喜ぐちの日」。今回は特別編として、喜ぐちの前にそれぞれ気になるお店に立ち寄ってみようということになり、いろいろ迷った末にこれまたシモの名店の「せきとり」に行くことにした。古町から入船営業所行きのバスに乗って。

このお店は(実は来るまでよく知らなかったのだけど)、新潟名物、カレー風味の鶏半身揚げ発祥のお店らしい。ここの鶏半身揚げ(このお店では「鳥カラ」と呼ぶのが正しいようだ)は持ち帰りで食べることは時々あるけど、こうしてお店に入って食べるのは久しぶりだ。

まわりのお客さんもほとんどみんな一人一皿ずつ鳥カラを頼んでる。もちろん僕らも一人一皿ずつで。来たーっ、熱々の揚げたて鳥カラ。モモ肉と胸肉を引きちぎって、骨を手で持ってそのままむさぼるように食べる。皮はぱりぱり、肉はジューシー、これは美味い! 揚げたてだからやけどしそうになるけど、もう止まらない。一生懸命食べてるので思わず無口になる。

ひと通り食べて、ようやく冷静になってお店を見渡す。昭和のまま時が止まったような店内といい、浜茶屋風の座卓といい、喜ぐちと似ている。喜ぐちにも鶏の唐揚げはある(喜ぐちは半身揚げではなく手の平サイズのブツ切り)けど、せきとりの方がよりワイルドな分、鶏の美味さが直球で出ている感じがする。さすが、元祖半身揚げのお店。バスに乗ってまで来てよかった。

ちょっと感動しながら、今度はタクシーで喜ぐちへ向かう。ここで事件発生。せきとりでお釣りを渡し忘れたと、タクシー無線で連絡が入ったのだ。お釣りを渡し忘れたというより、おカネをちゃんと払わず一万円札をテーブルに置きっぱなしで出てきてしまったのだ。まるで「釣りはいらねぇよ」状態。でもすみません、お釣りいります。あす取りに行きますので…と電話で平謝り。あー、変な汗かいた。

そして、きょう夕方。そのお釣りは、そのまま鳥カラ持ち帰り2人前になりましたとさ。こうして2日連続で、せきとりの鳥カラを食べることに。わ、わざと忘れたわけじゃないんだからねっ。でもおかげで、鳥カラの美味さに子どもたちも感動の巻。結果オーライ。

せきとり本店
TEL 025-223-5934
新潟市中央区窪田町3-199
営業時間 [火〜日] 16:30〜21:30 (L.O.21:00)
定休日 月曜日
http://r.tabelog.com/niigata/A1501/A150101/15002247/