古町で時空のゆがんだ店

furumachi2011-11-01

東京から新潟に来た人に「時間がゆったり流れている」とか「空が広い」とか言ってもらえるのは誉め言葉だと思っている。

まだまだ引っ張ります、土曜日の「新潟ソーシャルメディアクラブ」。「新潟ってなんか時空がゆがんでいるというのか、時間がゆったりと流れていて、懇親会も2次会だけではなく、3次会まで続きました」とゲストのいしたにまさきさん。
・新潟ソーシャルメディアクラブでセミナーして、甘納豆とバスターミナルにやられて帰ってきました #nsmc - みたいもん
http://mitaimon.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/niigata-social.html

ちょっと意味は違うかもしれないけど、僕も古町に引っ越してきて、朝までやっているお店の多さに「時空がゆがんでいる」と思ったものだ。朝、街を歩いててお店からカラオケの音が聞こえてくるのも珍しくない。みんな、元気だなぁ。

まずは、吉田類の酒場放浪記HPで「新潟の夜は『喜ぐち』で始まり『喜ぐち』で終わるという常連ご用達の人気店」と紹介されている古町10の「喜ぐち」。
・#432 新潟「季節料理 喜ぐち」 - 吉田類の酒場放浪記 BS-TBS
http://w3.bs-tbs.co.jp/sakaba/shop/432.html

ここの営業時間は16時から翌4時までと、この街ではまあ普通なんだけど、お客さんのピーク時間が深夜12時から1時を過ぎた辺りというところで時空がゆがんでいる。深夜にかつ丼をがつがつ食べている人もいたりするゆがみっぷりは、見ていて清々しささえ感じる。

朝、明るくなって、朝食の時間帯までカバーしてしまうお店も、古町には何軒かある。例えば、古町9の緑提灯のお店「大衆割烹くいしん坊」。ここは16時から翌朝10時まで営業している。
・大衆割烹くいしん坊
http://www.kuishinbou-furumachi.com/index.php

朝、出勤する時に提灯とのれんが出ているのを確認するのが僕の日課だ。しかも年中無休らしく、元旦の朝も営業していたらしい。

このように時空のゆがみには慣れていたつもりの僕だけど、先日オープンした古町8の「AJIの匠」というお店にはさすがに驚いた。

まだ行ったことはないんだけど、チラシによると18時から翌日14時までのなんと20時間営業。夜から朝を超えて、ランチ時間まで営業してしまうというゆがんだ世界の頂点に君臨するようなお店だ。いっそ24時間営業にしてしまった方がいいような気もしないでもないんだけど…。

全国チェーン的な効率優先とはかけ離れた論理で成り立っているんだよね、この街は。意外とこういう街が、グローバリズムとかTPPとかにも負けないで生き残るのかもしれない。