商店街で本気プロレス

商店街でプロレスをするというからレスラーがちょっとしたパフォーマンスをするのかと思っていたら、ガチファイトの試合だったのでたまげた。

日曜の朝Twitterを眺めていたら、本町6のパチンコ玉三郎前に特設のプロレスリングができているとの書き込み。聞けば「ゼロワン」というプロレス団体がパチンコ店のイベントでやって来るという。いつもの商店街にプロレスリングがあるというのを見ておきたいし、うちの子もプロレスラーを見たいと言うので、一緒に行ってみた。

プロレスには詳しくないので全然知らなかったのだけど「ゼロワン」というのは6年前に急死した橋本真也が創設した団体らしい。今回試合前のトークには、橋本真也の息子の橋本大地選手も登場。試合には出なかったものの、当時13歳で喪主を務めた彼が6年の時を経てこうしてデビューしたと聞くと、胸に迫るものがある。

トークショーの後は、いよいよ試合開始。まずは外国人選手同士のシングルマッチ。続いて、ゼロワン代表の大谷晋二郎選手らによるタッグ戦。場外乱闘も起こる試合展開で、うちの長男も最前列に観に行ったと思ったら、場外乱闘が始まってサーッと逃げてきたり。僕も初めてナマでプロレスを観たのだけど、ゴツいレスラーたちのカラダを張ったぶつかり合いに圧倒された。

試合後、大谷選手の「プロレスは人生と一緒。本当の負けはない」という話には、共感の大拍手。その後、写真撮影やサインにも応じてくれて、ファンサービスも素晴らしかった。「肩をつかむ力がすごかった」と、うちの長男(モザイク入り)はちょっと逃げ腰。

パチンコ店のイベントだから実現した商店街での無料興行だけど、商店街は大いに盛り上がったし、プロレス団体としても体育館などのクローズな興行よりファン層拡大につながりそうだ。商店街に半オープンで有料イベントもできるような空間があれば、スポーツや音楽のイベントに広く使われて賑わい創出につながるように思う。

というわけで、大和のところを再開発する時にはプロレスリングが設置できるくらいのイベントスペースを頼んますわ。