古町+design
ハコモノやイベントに頼らずに、住民自ら魅力を発見し育てることで地域を再生していく。今の古町にも、この手法はアリなんじゃないかなぁ。
昨日のNHK「クローズアップ現代」で特集していた山崎亮さんのコミュニティデザイン。
人と人とのつながりを意識しながら地域の課題を解決していく姿は、"打ち上げ花火"に終わらない持続する地域おこしについて考えさせてくれる。著書「コミュニティデザイン」に詳しく載っているけど、地域への入り込み方、日常のほどき方が絶妙だ。
番組ではシャッター街となった宮崎県延岡市の商店街再生の様子に密着。街に市民団体などのコミュニティが活動できる「広場」を設けることで、人と人との交流を生み街ににぎわいと活力をもたらす。鹿児島の商業施設「マルヤガーデンズ」でも用いられた手法に近い。
例えば、西堀ローサの中央広場やNEXT21のアトリウム、通りに面した空き店舗や青空駐車場でもいい。古町のあちこちに、アート作品展やトークショー、地産地消の料理教室や手作りのワークショップなどが行われる「広場」があったら。郊外のショッピングモールにはない古町らしさにつながるし、お店と連携して相乗効果も期待できそう。
古町に来れば人と人とのつながりが見えるよねと思える、そんな街が理想形かなぁ。