気持ちいいまちづくり

自宅からバス停まで歩いて、バスに乗って新潟駅へ行き、駅南のプラーカへ。近いようだけど意外と時間がかかる。結局7時開始の講義にぎりぎり滑り込み。やっぱり自転車で行くんだったなぁ。「ナンチャリ」の話も出たんだし。

先日初めて参加した「KENTO大学」で紹介された「ナンチャリ」。駅南で昨年社会実験として行われたレンタサイクル事業のことで、期間中多くの利用があったという。いわゆる駅南エリアだけでなく、ビッグスワン辺りから古町方面まで広いエリアで使われたことが、自転車にGPSを搭載することで証明できたということだった。

今回のこの講義のテーマは「新潟まちづくり学」。近年ビジネスで重要視される顧客目線、知覚優先の考え方がまちづくりを進める上でも大事という話に共感した。ナンチャリだって利用者から見て便利で、乗ってて気持ちいいから、これだけの利用があったのだろう。

新潟市のようにまっ平らな街はレンタサイクルが公共交通の代わりになると思っている。実際街なかは、半径2キロ位の移動ならバスより自転車が早いことが多い。利用者にとって便利なシステム構築がまずは必要だし、乗ってて安全で気持ちのいい自転車道をもっと整備する必要もあると思う。

新潟市の中心部近くを見ると、ほぼ真ん中を東西に貫く信濃川沿いは自転車道も整備されて走りやすい。これを「背骨」と見ると、ここから南北方面に街とつながる「あばら骨」的なルートがもっと走りやすくなると、ずっと気持ちよく走れるようになると思う。

そんなことを思っていたら、来週新潟市ノーマイカーデーという取り組みが昨年に続いて行われるということを聞いた。我が家から会社までは約10キロ、ちょっと距離はあるけどほとんど信濃川沿いの「背骨」を行くルートだ。今年もチャリ通してみようかな。