アルビBCは楽しい

furumachi2011-09-03

昼間の「水と土の芸術祭2012」説明会で、親子孫の3代が楽しめる芸術祭にしてほしいという意見があって、これをブログに書こうと思っていた。でも夜にアルビBCの試合を観に行って思った。「これこそ親子孫の3代が楽しんでる理想的な形じゃない?」

長男はまたエコスタで野球を観たいって言ってるし、新聞広告を切り取って持っていけば入場料がタダになるっていうし、行ってみるか!くらいな気持ちで初めて行ってみたアルビレックスBCの公式戦。正直、こんなにハラハラして楽しめるとは思っていなかった。

6回の表まではエラーはするし打てないし、いいとこなしで5-0と5点ものビハインド。まあこんなものかなと思いながら(バックネット裏1層を除く全席が自由席なので)バックネット2層や内野1列目などいろいろ移動しながら眺めていた。

6回裏で2点を返したものの、5-2で迎えた最終回の最後の攻撃。帰り始める人もいて空席の目立ち始めたスタンドで、どうせだから最後、応援団席の真っ只中で見ようぜ〜って、にぎやかな席に移動してからが猛反撃の始まりだった。

ヒットや盗塁で塁を進めてまずは1点。その後2アウトを取られながらも、ここに来て2ベースタイムリーヒットが出て、一挙2点をもぎ取りついに同点に。応援団席の真っ只中だから盛り上がるのなんのって。あと1点でサヨナラという場面は、日本文理高校の甲子園での決勝を思い出させて鳥肌もの。

しかし反撃はここまで。続く打者は空振り三振に倒れ、ここでゲームセット。あれ?延長戦は?と思ったけど、BCリーグは延長せずに同点で試合終了となるらしい。あー、残念。でも結果的には後半で5点のビハインドに追い付くという大変楽しめる試合となった。スタンドは拍手喝采、みんな笑顔。

BCリーグというのはプロ野球と比較すると、いわばマイナーリーグ。初めて観たけど、いい意味でマイナーリーグらしい距離感の近さがあっていいなぁと思った。試合終了後には選手がスタジアムの外にずらり勢揃いして、サインに応えるなどしながら観客を見送る。長男は9回の猛反撃の口火を切った選手にボールにサインしてもらって大満足。

3500人を数えたスタンドには、おじいちゃん世代と言っていい常連さん風の方や、野球少年の小学生が多く見られた。当然、小学生の親世代の姿も。むしろ野球少年よりも、お母さんが夢中で応援していたりして。サッカーのアルビもそうだけど、親子孫の3代がスタンドを埋めるのは理想的な形だと思う。

今年はエコスタで残り2試合が予定されている。今度はちゃんと入場料を払って観に行こう。サッカーといい野球といい、今どきの新潟の子どもたちはこうしてスポーツ観戦できていいなぁと思うけど、それをちゃんと支えるのも重要。3500人と言わず1万人規模が入るようになれば、きっと何かが変わると思う。