ダイワガーデンズがいい

furumachi2011-08-30

大和新潟店の跡に9月下旬オープンする山下家具店は、イオン新潟南にも出店しているキッチン雑貨店「フロムキッチン」が1階に入るという。今はがらんと寂しい大和の前だけど、オープンしたらカラフルな雰囲気に生まれ変わりそうだ。

でも山崎亮さんの著書「コミュニティデザイン〜人がつながるしくみをつくる」を読んだら、「同じデパートの再生なら、マルヤガーデンズがいい!」と思ってしまった。

山崎さんの手がけたマルヤガーデンズは鹿児島の中心地、天文館にあるデパートメントストアならぬ「ユナイトメントストア」。ただテナントを寄せ集めただけではなく、地域の人や団体が自由に活動できる場を店内に何ヵ所かちりばめて、お店と地域の人やコミュニティが一体となる新しいスタイルの百貨店を目指しているという。
http://d.hatena.ne.jp/MaedaYu/touch/20110401/1301648976

地域のコミュニティが活動できる場があれば、お店としては幅広い客層が期待できる。コミュニティの活動自体がイベント的な展開となり、新たなお客を呼べる。コミュニティにとっては多くの人の目に触れ多様なつながりを持つことが可能になり、地域の創造力を高めることにつながる。まさにお店と地域の相乗効果だ。

古町は寂しくなったと言われる一方で、専門学校や市民活動支援センターなど「何かしたい!」と思う人が集まる街になりつつあると感じている。今はバラバラに散らばっている「何かしたい!」が集まって多くの人とつながることができれば、古町の創造力を高めることができるかもしれない。

読んでいるだけでわくわくしてくるこの本。いっそ大和跡だって「ダイワガーデンズ」になればいいんじゃない? ごめんね、わがままな消費者で。でも、わくわく感って大事だと思う。家具と雑貨もいいけど、カフェとかお惣菜とかもっといろんな業種とユナイトして、わくわくできるお店を目指してほしいな。新店オープンまでのつなぎなんて言わないでさぁ。