氷の彫刻は夏の終わり

furumachi2011-08-27

いつも書いてるけど、この氷の彫刻がとけていって、やがて崩れ落ちていくのを見ると、あー、今年も夏が終わるんだなぁと思う。古町の夕景とも相まって感傷的になってしまう。

27日、古町8で毎年恒例の氷の彫刻コンテストが行われた。ホテルや結婚式場などのシェフたちが、包丁をノコギリやノミに持ち替えて腕を競うこのイベント。なぜシェフが氷の彫刻?と思うけど、ホテルなどで行われるパーティーには氷の彫刻が付きものなのだそうで。それに、氷を大胆にカットしながら繊細な形に仕上げていくのは、料理の腕にも通じるところがあるのかもしれない。

毎年このブログにも書いているイベントだけど、今回は工作好き(破壊工作好きとも言う)な娘が飽きもせずに氷の彫刻作りをずっと眺めていたので、僕も初めてじっくり彫刻ができていくのを見ることができた。

特に注目したのは、デモンストレーション作品の大きな鷲の像。大きな翼は別に作って、あとから胴体に乗せて氷で貼り付ける。大きく広げた翼をいかにななめに立ち上げるかがポイントらしいが、本当にちゃんと貼り付いて立ち上がるのか、見ているこちらまで緊張してしまう。見事、翼が貼り付き、迫力ある鷲の像が完成した。

こうして出来上がった氷の芸術も、暑さと風で1時間もしないうちにとけて崩れ落ちてしまう。これを見ると「長かったようだけど短かったよね、夏」となるわけだ。なんだかどこかで聞いたセリフだな。

実際あと1日で子どもたちの夏休みは終わり。子どもたちにとって今年の夏はどんな夏だったのだろう。本町の千灯まつりに行って、新潟まつりに参加して、氷の彫刻を見て…。ん?これら全部、新潟島のイベントだよな。どこにも行っていないってことなのでは…?