新潟港に北前船が来た

furumachi2011-08-17

酒田市日和山公園に1/2サイズで再現した江戸時代の千石船が常設展示されている。新潟市のみなとぴあにもこういうのがあればいいのに、と前から思っていた。

北前船を復元した「みちのく丸」が新潟港にやって来た。7月に青森を出港し、日本海側の北前船航路をたどっているもので、19日朝までみなとぴあ近くの信濃川左岸に停泊している。どうせならみなとぴあの広場の真ん前に停泊すればいいのに、と思ったけど、対岸に朱鷺メッセを臨む姿も、時代を越えてきた感じでいい。

全長32m、全幅8.5m、帆柱の高さ28mというのは思いのほか小さく見える。これで江戸時代には日本海側を行き来していたというのだから、昔の船乗りさんは本当に命がけだ。寄合町の金刀比羅神社は、かつての廻船問屋の船が出雲沖で難破しかけた時に救ってくれた神様を祭っているという。神社まで作ってしまう気持ちも分かる気がする。

みなとぴあの信濃川沿いの広場が整備され、河口を臨む開放的な雰囲気になったなぁと思う。ここにこのような帆船が常に停泊していたら、港町らしい絵になる風景になるはず。16日の一般公開には千人を超える来場客が来たという。こんなに人気なら青森に帰らないで、このまま新潟港にいてもいいんじゃない?(ダメだって)

18日も船内が一般公開される。おとといの一般公開も周辺道路などがかなり混雑したみたい。周辺は有料駐車場も少なく、みなとぴあの駐車場にも停めてはいけないらしい(なぜ?という感じだけど)。萬代橋から信濃川沿い、新潟版「開港の道」を歩いて行くのが無難かも。あれ?でも大雨が降るの…?