エネルギー拠点に沈む夕日

furumachi2011-07-18

写真は新潟市東区、石油コンビナートの向こうに沈む夕日と、夕日を受けて立つ火力発電所の煙突。この一帯は石油と電力、二大エネルギーを担う拠点なのだけど、このすぐ近くに大規模な太陽光発電所もあるというのは知らない人も多いかもしれない。だって見えないんだもん。

子どもの頃この近くで暮らしていたこともあって、煙突などが立ち並ぶ工業地帯の風景は僕にとっては原風景。「工場萌え」などと言われる前から、心くすぐられるものがあった。そんな中心的存在がこの石油コンビナート。当時ここは製油所で、高い煙突の先にはいつも炎が燃え上がっていた。これには子ども心を大いに刺激されたっけ。

何年か前に製油所は廃止され備蓄基地だけに縮小された。跡地にできたのが国内初の商業用メガソーラー発電所。昨年から稼働している。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20110610/1036223/
記事は雪国を強調しすぎててちょっとなぁ(新潟市で1mも雪が積もることなんてめったにないぞ)と思うけど、新潟でもできるというのは太陽光発電の可能性を広げてくれるはず。

記事の空撮写真を見る限り、まだ土地はあまっているように見える。もっと増設して、どうせならメガソーラーを一望できるように近くに高台でも開放してくれればいいのになぁと思う。一面に広がる太陽光発電パネルと、その向こうに沈む夕日。新潟の新たな名物になるかも。「新潟市=雪国」という誤ったイメージを変えるくらいのインパクトはある。

ただ、太陽光発電所って見た目がクールすぎて、工場萌えとしては今ひとつ萌えないんだよね。工業的というより農業的なのかな。だから新潟の、例えば田園地帯などでも違和感なく設置できるというメリットはあるのだけど。