「AR商店街」始まる

furumachi2011-06-21

GALAXY Tabの液晶に映る古町の街並みに、お店のアイコンが風船のようにふわふわ浮かんでいる。アイコンをタップすると吹き出しにそのお店の情報が。これが仮想現実=ARの世界かぁ。

古町商店街でスマートホンのアプリ「Layer」を使ったお店情報の提供が始まった。スマートホンのカメラとGPS機能を駆使して、実際の風景に重ねてお店情報を映し出すこの技術。仮想現実=ARといわれ「セカイカメラ」などでおなじみだが、初めて見ると「おーっ」と思う。マンガや映画の世界が現実になった感じ。

Layerを立ち上げ、検索で「ふるまちヌーボー」を表示し起動すると、カメラに映る古町の街並みにお店情報が重なって表示されるようになる。「ふるまちヌーボー」とは今年始まった有料の会員組織で、お店の情報をつぶやくとポイントが集まり特典がもらえるのだとか…?(実はよく分からない) まあ、その一環でWebを駆使してお店情報を提供しているということなのだろう。

古町周辺ですでに150ものお店の情報が登録されているそうで、古町の街並みにふわふわとたくさんの風船が浮かぶ様子は壮観ではある。少し高いところから古町全体を表示してお店探しする、なんてこともできるかもしれない。

古町界隈はもはや、大型店や有名チェーン店、商店街イベントなどで集客するのではなく、数百軒も集まった小さいけど個性的なお店の情報をどう魅力的に発信するかにかかっていると思っている。数百軒ものきめ細かい情報を整理して伝えるには、このようなWeb技術の駆使が欠かせない。タイムリーでキャッチーな情報をいかに発信できるか。期待したい。

今日はちょっと眺めただけだったので、例えば「グルメ情報」のみを絞り込めるのか、アイコンはどのくらいあるのか、など使い勝手はまだ分からないところが多い。今度の週末にでもギャラタブ覗きながら古町散歩してみたい。覗きすぎて、他の人とぶつかったり側溝にハマったりしないようにしたい。