消えた焼酎バー物件

furumachi2011-05-21

古町からまた歴史を重ねた建物が姿を消した。残念ではあるけれど、難易度の高い物件だったので仕方ないのかな。

その物件はこれ。
http://yaplog.jp/furumachi/archive/1223
古町7、新堀通りに面した古い蔵で、「焼酎バー向き」の物件として不動産屋に貼り出されていた。結局、蔵は取り壊して更地にして売ることになったようだ。

2600もの蔵があるという喜多方には及ばないが、古町界隈にも蔵が多く残されている。うちの町内だけで少なくとも2軒、お隣の町内には3軒の蔵がある。もっとも新潟の場合は屋敷の奥に蔵があることが多いので、実際にはもっとあるのかもしれない。

古町界隈にはお店として再生した蔵もいくつかある。この「焼酎バー物件」も、実際のお店として使うには購入額にプラス改修費が相当かかるはず。お店にするにしても自宅の蔵として残すにしても、結局のところオーナーさんの思い入れがないと維持していくのはなかなか大変だ。

蔵のある街並みは趣があっていいし、港町新潟の歴史を語る風景でもある。せめてお店として再生する場合に、市あたりが支援する方法はないものかな。喜多方市などはどうしているのだろう。