医者が足りない

furumachi2011-05-03

こんな時にインフルエンザになるなんて。しかも小3にもなって熱けいれん…。焦ったけど、地元の病院がやっていてくれて本当に助かった。

震災から2ヵ月弱の福島県浜通りに来た。メーンは義父母の地震見舞いと、隣に暮らすひい婆ちゃんにひ孫の元気な姿を見せること…のはずだったのに、着いた途端に長男の熱がぐんぐん上がり、ついには2年ぶりの熱けいれん。地元の公立病院がGW中でも診察してくれているというので、急いで連れて行った。

公立病院の救急窓口は多くの患者であふれていた。待っている間にも、受付の電話が次々鳴る。聞けば、近隣市町村の避難所からも患者が来ているようだ。この公立病院しか診察をしていないのだろうか。被災地で圧倒的に不足している医療従事者。来る前にニュースが伝えていたのを思い出す。

うちの子の診察が終わったのが、夕方5時。まだまだ患者は途切れることがない。このまま終わることなく診察が続くのだろうか。スタッフはちゃんと交代できているのか。心配になる。患者は子どもたちが多く、避難所の健康状態も気になる。2ヵ月近く経ってもこの状況。何もできない(それどころか、彼らの仕事を増やしてしまった)のが、もどかしい。

救いなのは、病院スタッフの明るさだった。義父母一家もあれだけの震災を経験したとは思えないほど明るい。やっぱりこのエリアは東北のラテンだと(勝手に)思う。