震災で分かってきたこと

furumachi2011-03-13

今回の地震で陥没した西堀ローサ入口前は、今日にはすっかり復旧していた。こうしてすぐ復旧するレベルならまだいいんだけど…。

東北地方太平洋岸に暮らす身内は、幸い家族全員の無事が確認できた。津波も自宅から見えるくらいまで押し寄せたけど、自宅は大丈夫だったという。海岸との間にある巨大な火力発電所津波の勢いを食い止めたのかもしれない。そういう意味では本当に紙一重、運がよかった。

しかしテレビで観る限り、周辺の惨状は想像を超えている。漁港の脇に土産物屋などが立ち並ぶ街も、内海に面して並んでいた数軒の民宿も、波にさらわれてしまった。この民宿(というか、規模的には旅館クラス)には何度か宴会で行ったことがあったので、基礎部分だけが残ってあとは跡形もなくなってしまった様子を空撮映像で観て、呆然…。。

テレビに映るガレキの町、これがいつどうすれば復旧できるのだろうと考えると気が遠くなる。身内の町だって、きっとそう。漁港や民宿街だけでなく、海寄りの町すべてが大津波にさらわれてしまったはずだから。…いや、あまり先のことを考えても仕方ないか。まずは「いまを生きる」、このことに尽きる。

身内の家も電気や水道など不便な思いをしているとは思うけど、幸い自営業者なので食料や燃料などの蓄えはあるようだ。何か足りないモノがあればすぐにでも行く心構えはしているけど、行ったところで現地の厄介になっては心苦しい。自己完結できないなら行かない方が今のところは得策かな、と思っている。