奇跡のカミフル



「山形R不動産」や被災地での活動など様々な活動を通じて地域の課題を解決している東北芸術工科大学の宮本武典さん。すごいなぁと思ったけど、実は地元古町でも奇跡は起きているんだ、と改めて気づいた今回の「みずつち学校」だった。
 
・宮本武典 @miyamototo
@sakokazunari @a_gumizawa @furumachi @hashikutsu 『みずつち学校』ではお世話になりました。勉強になりました。(奇跡の)かみふるまち、また行きますね。http://www.kamifuru.info/
2時間前
 
宮本さんが仕掛けるプロジェクト「山形R不動産」では、山形市中心部の元旅館の建物をリノベーションして学生が暮らすシェアアパート「ミサワクラス」を作るなど、山形の街なかに新しい動きを次々生み出している。でもミサワクラスでまだできていないのは「店を作ること」と宮本さん。一度山形市でミサワクラスを探したことがあったけど、見つかったとしても外観を見るだけに終わったのかも。
 ・行きも帰りも山形 :: 新潟シモフルのおんぼろビルに暮らす
 
その点、上古町のヒッコリースリートラベラーズはお店なので、行けばいつでもそこには店主とお客さんがコミュニケーションできる場がある。この「場」がお向かいの酒店跡を改装した「ワタミチ」の活動につながり、やがて街全体に広がっていったという。
 
ゆるい雰囲気で語るヒッコリーの迫一成さんだけど、「ワタミチ」もしっかり家賃を払っていた(しかも思ったより高くてびっくり)わけだし、結果的にこの旧酒店の物件を買い取るという決断をしたわけで、街をなんとか楽しくしていこうという熱い思いがあってこそだと思った。語り口は熱いというよりゆるいんだけど(そこがまたいい)。
 
上古町は奇跡が起きたというよりは、迫さんらが中心になって奇跡を起こしたということなのだろう。この上古町という呼び名も7年ほど前から迫さんらが使い始め、今やすっかり商店街の名前として定着している。継続して活動し、まわりを巻き込み続ければ奇跡は起こせる。先日の新潟ソーシャルメディアクラブ「マキコミの技術」の話にもつながるような気がして、大いに共感した。
 
「みずつち学校」のお土産は、ヒッコリーが作ったオリジナルのメモ帳とお饅頭。このゆる〜い雰囲気がやっぱりいい。カミフルの街の雰囲気にどこか共通している感じ。